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コラム

エンジニアの時代は、終わり始めている

ここ数十年、エンジニアはプロダクトを作る現場のボトルネックを握って強かった。AI でコードを書く価値が落ちる中、本当にレバレッジが効くのは、非エンジニアが AI でエンジニアリングを手に入れること。構造の話。

エンジニアの時代は、終わり始めている

ここ数十年、エンジニアは強すぎた。

現場での発言力が強かった。
給料も高かった。
地位も高かった。

なぜか。

作れるかどうかを握っていたからだ。

「これは作れません」
「納期に間に合いません」
「予算が足りません」
「技術的に難しいです」
「この仕様では無理です」

そう言える立場にいた。

つまり、プロダクトを作る現場のボトルネックを握っていた。

だから強かった。

でも、その構造は崩れ始めている。

コードを書く価値は落ちる

AI によって、コードを書くこと自体の価値は下がっていく。

もちろん、今すぐ全員が不要になるという話ではない。優秀なエンジニアは残る。

ただし、残るのは「コードを書ける人」ではない。

何を作るべきか分かる人。
設計できる人。
セキュリティや品質を判断できる人。
システム全体を見られる人。
事業と技術をつなげられる人。

そういう人だけだ。

逆に、言われた仕様通りにコードを書くことしかできない人間はかなり厳しい。

なぜなら、それは AI がやるからだ。

エンジニアに残る仕事は、監査役に近くなる

これから一部のエンジニアに残る仕事は、コードを書くことではなく、コードを見ることになるかもしれない。

この実装は危ない。
この設計はまずい。
ここはセキュリティ的に弱い。
この構成は保守できない。
この判断はやめた方がいい。

そういうレビュー役、監査役としての仕事は残る。

でも、それすら永遠ではない。

なぜなら、そのレビューも AI に読ませればいいからだ。

Claude Code のようなものにコードを読ませる。構成を見せる。リスクを洗い出させる。別案を出させる。

そうなると、人間のエンジニアは何をするのか。

最終判断をする。責任を持つ。プロンプトを出す。得意分野について意見を言う。

そのくらいになる。

でも、それはもう昔のような「作る現場の王様」ではない。

地位は明らかに落ちている。

非エンジニアがエンジニアリングを手に入れる方が強い

ここで一番大事なのは、非対称性だ。

エンジニアが AI を使って得るものより、別の能力を持つ人間が AI でエンジニアリングを手に入れるメリットの方が大きい。

たとえば、マーケティングが分かる人。商品企画ができる人。売れる切り口を見つけられる人。顧客の痛みが分かる人。デザインやコピーの判断ができる人。事業全体を組み立てられる人。

そういう人間が Claude Code を手に入れる。

すると、かなり強い。

なぜなら、彼らにはすでに「何を作るべきか」があるからだ。

足りなかったのは、実装能力だけだった。

そこに AI が入ると、一気にプロダクトを作れるようになる。

逆に、エンジニア側はどうか。

コードを書く能力はある。でも、何を作るべきか分からない。誰に売るべきか分からない。なぜ金が動くのか分からない。どんな見た目なら刺さるのか分からない。どう市場に出せばいいのか分からない。

この差は大きい。

AI 時代に強いのは、コードを書ける人ではない。

コード以外の武器を持った人間が、AI でコードを手に入れること。

ここに最大のレバレッジがある。

エンジニアが AI で少し楽になるより、非エンジニアが AI でプロダクトを作れるようになる方が、得るものが大きすぎる。

だから、これからエンジニアは苦しむ。

これは感情論ではない。

構造の話だ。