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ツール紹介

AI副業で売るのはAGENTS.mdじゃない、業種別の納品フォルダだ

Claude Code Workflow Kitが見せているのは、プロンプト集ではなく、AGENTS.md、.claude設定、検証手順、引き継ぎREADMEを束ねた納品物の型だ。小規模事業者に売るなら、AI開発そのものより“業種別の納品フォルダ”にした方が強い。

AI副業で売るのはAGENTS.mdじゃない、業種別の納品フォルダだ
GitHub repo
shellsage-ai/claude-code-workflow-kit
X 言及元

これは何か

GitHubで公開されている「Claude Code Workflow & AGENTS.md Template Kit」は、Claude Code用のテンプレ集だ。READMEでは、10種類のAGENTS.mdテンプレ、プロジェクト別のCLAUDE.md、.claude/設定、カスタム slash command、hooks、MCP設定、Research→Code→Reviewのような複数エージェント運用パターンが並んでいる。

重要なのは、これが“魔法の一文”ではないことだ。Claude Codeに何を言えば賢くなるかではなく、プロジェクトに入った瞬間から、役割、ルール、検査、引き継ぎまでを読ませるためのフォルダ構成になっている。AI副業の売り物は、プロンプトから運用キットへ寄っている。

想定用途

Shadowsmith読者向けに置き換えるなら、売るべきものは「Claude Codeを教えます」ではない。業種別の小さな納品フォルダだ。

たとえば整体院向けなら、予約前ヒアリングフォーム、施術後アンケート、LINE誘導ページを作るためのPRD、画面一覧、受け入れ条件、QAチェック、運用READMEを1フォルダにする。学習塾向けなら、体験授業申込、保護者アンケート、教材リクエスト、月次レポートを同じ型で束ねる。

納品物の中心はコードではなく、依頼者が後から読める説明だ。AGENTS.md相当の作業ルール、CLAUDE.md相当のプロジェクト前提、.claude/commands相当の作業手順、QAチェックリスト、軽微修正の保守条件まで入れる。買う側が欲しいのは“AIで作ったもの”ではなく、“明日から使えて、壊れたら誰かに渡せる状態”だからだ。

自分だったらどう使うか

AI副業の弱い売り方は、プロンプトやツール名を前面に出しすぎることだと思う。Claude Code、AGENTS.md、MCP、multi-agentという言葉は作る側には刺さる。でも小規模事業者が払う理由はそこではない。

払う理由は、問い合わせが減る、予約の取りこぼしが減る、スタッフが同じ手順で対応できる、引き継ぎが楽になる、という現場の摩擦だ。だから商品名も「Claude Code設定代行」より、「飲食店の宴会問い合わせ改善パック」「塾の体験授業申込パック」「士業の初回相談ヒアリングパック」の方が売り場に近い。

制作側ではClaude Code Workflow Kitのような型を使えばいい。ただし顧客に渡す時は、技術名をそのまま売らない。業種、場面、成果、保守範囲に翻訳する。ここを翻訳できる人が、プロンプト販売から一段上の納品仕事に行ける。

新規性と既存比較

この型の新しさは、受託開発とテンプレ販売の中間にあることだ。完全受託ほど重くしない。プロンプト集ほど軽くもしない。8割は共通テンプレ、2割だけ業種に合わせる。

最初のパックは小さくていい。1業種、1場面、3画面、1つのREADME。そこにPRD、画面一覧、QA、運用手順、30日保守の条件を入れる。Claude Codeで作る部分より、納品フォルダとして整える部分が商品になる。

外部ではWorkflow KitやAgent Starter Kitが伸びているが、Shadowsmithで見るべきなのは“テンプレが売れている”ではない。“AI作業を納品可能な形に包装する型が求められている”という点だ。AI副業で売るのはAGENTS.mdそのものではない。AGENTS.mdを工場にして出てくる、業種別の納品フォルダである。