今日は、AIを単体の生成ツールとして使う話より、AIに財布、記憶、予定、口述、宇宙地図を持たせる話が目立った。小さな実験もあるが、どれも実生活や創作環境に接続し始めている。
1. AIに0.001USDCで外部ツールを買わせる実験
[エージェント] ・ Zenn
AIエージェントがマイクロペイメントで外部ツールを買う実証実験。小額決済と自律エージェントの組み合わせが強い。
AIが外部ツールを買うなら、ツール選択は検索ではなく購買行動になる。0.001USDCという小ささが、逆に未来の単位感を出している。
2. LLM会話履歴を3D文脈マップ化
[ツール] ・ Reddit/ClaudeAI
何年分ものLLMチャット履歴を、ひとつの3Dコンテキストマップに変換するツール。個人の記憶を可視化する発想が強い。
LLMとの会話履歴は、そろそろログではなく個人用の地形になる。検索より先に、どこに何を考えたかを眺める道具として面白い。
3. Claudeに23000ドル使った珍シミュレーター
[ゲーム] ・ ShowHN ・ 2pt / 3コメント
31日で5.9万プロンプト、1.42億トークンを投じたシミュレーター。規模と題材の異様さで手が止まる。
23000ドルという数字だけで終わらず、プロンプト量と題材が作品の一部になっている。AI制作のスケール実験として見てしまうタイプの成果物。
4. 2本目のAIアニメ短編『SHADOWLESS』
[映像] ・ Reddit/aivideo
AIで制作したアニメ短編という成果物が明確。継続制作の文脈もあり、映像作品として手を止めやすい
AIアニメは単発のデモから、二作目、シリーズ、作家性の話に移りつつある。継続して作っている点に見る理由がある。
5. 台詞なしAI SFシリーズが15万再生
[映像] ・ Reddit/aivideo
会話なしのAI製SFシリーズが自然流入で15万再生に到達。映像作品としての成果が具体的で強い。
台詞なしで15万再生まで届いたなら、AI映像の強みは会話劇以外にもある。絵作りと間だけで見せる方向の手応えが出ている。
6. 友だちのAI同士が夕食予定を交渉
[エージェント] ・ ShowHN ・ 3pt / 0コメント
自分のAIと友人のAIが夕食の予定を交渉するサービス。発想が奇妙で具体的、思わず試したくなる。
予定調整は地味だが、AI同士が交渉するにはかなり具体的な舞台になる。友人関係の前に、秘書同士が先に会話する世界が見える。
7. 840万の実在星で作った等身大宇宙アトラス
[ツール] ・ Reddit/ClaudeAI
Fableで約1週間で作った、840万個の実在する星を使う宇宙アトラス。規模と制作速度が強い
840万の実在星を扱うと、AI制作物はおもちゃではなく探索環境になる。約1週間で形にした速度も含めて、個人開発の感覚を更新している。
8. AI画像で一言ボケるWebサービス
[画像] ・ Zenn
生成AIが作った画像に一言ボケて、審査までしてくれるサービス。Cloudflare Workers無料枠で動かす小さな実験感も良い。
画像生成に一言ボケと審査を足すだけで、小さな遊び場になる。無料枠で回す軽さも含めて、AIミニサービスの良い粒度だ。
9. Krea 2用の実用LoRA二種
[画像] ・ Reddit/StableDiffusion
人物の同一性参照と位置指定アウトペイント用のLoRAを公開。重みとDiffusersパイプライン付きで再現性がある。
見た目の派手さより、同一性参照とアウトペイント位置指定という実務寄りの改良が効いている。再現できる形で出ているのも強い。
10. 完全ローカルのMac音声入力
[ツール] ・ ShowHN ・ 1pt / 0コメント
WhisperとローカルLLMで動くmacOS向け音声入力。クラウドなしで口述を完結させる点が刺さる。
音声入力はクラウド前提から、ローカルで閉じる道具へ戻ってきた。Mac上で口述が完結するなら、日常作業にそのまま入り込める。
今日の制作物は、派手な一発芸よりも生活や制作工程に入り込むものが多かった。明日もまた、誰かが変なところにAIを差し込んでくる。