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コラム

半年前の自動化は、もう古い

n8n、Make、Zapier。半年前まではノーコードで自動化を組むのが正解だった。でも今はAIにコードを書かせてCloudflare Workersで動かす方が速い。自動化の地形はもう変わっている。

半年前の自動化は、もう古い

問題は、AIの知識が古いことではない。

AIでコードを書くのが当たり前になった後、自動化の前提が変わったことに気づいていないことだ。

半年前までの自動化は、ノーコードやローコードの画面で、部品をつないで作るものだった。

n8n。
Make。
Zapier。
各種ノーコードツール。

もちろん、それらは便利だった。
コードを書けない人間が、自動化を作るための現実的な手段だった。

でも、今は違う。

AIにコードを書かせられるなら、わざわざノードを手でつなぐ必要がない。

「Cloudflare WorkersとCronで、こういう自動化を組みたい」

そう言えば、Claude Codeがかなりのところまで作ってくれる。

つまり、自動化の前提は、

ノーコードで組む

から、

AIにコードで組ませる

に変わった。

半年前の正解が、今の遠回りになる

半年前なら、n8nを使うのは自然だった。

Makeでもよかった。
Zapierでもよかった。
WebflowやSTUDIOのようなノーコードツールを使うのも、現実的だった。

なぜなら、コードを書けない人間にとって、それが一番速かったからだ。

でも今は、コードを書けない人間でも、コードで作れる。

Claude Codeに任せれば、Cloudflare Workersで処理を書き、Cronで定期実行し、APIで外部サービスにつなぎ、必要ならD1やR2まで使える。

もちろん、最後の2割は人間の調整が必要だ。

でも、最初の8割は「こういうものを作りたい」と言うだけで形になる。

だったら、わざわざノーコードの画面でノードをつないでいく意味はどんどん薄くなる。

積み木を積む時代から、箱の中で組ませる時代へ

昔の自動化は、積み木に近かった。

このサービスをつなぐ。
次にこの処理を置く。
条件分岐を作る。
エラー処理を足す。
最後に通知する。

自分で積み木を買ってきて、一つずつ並べるような感覚だった。

でも今は違う。

積み木を自分で箱から出して並べる必要がない。

箱に向かって、

「こういう流れで動く自動化を作って」

と言えば、中で勝手に組み上げてくれる。

それが、AIコーディング前提の自動化だ。

ノーコード自動化は、かなり厳しくなる

n8n、Make、Zapierのようなツールは、今すぐ全部なくなるわけではない。

会社の中では残る。
非エンジニア向けにも残る。
簡単な連携では使われ続ける。

でも、本気でプロダクトや仕組みを作る人間にとっては、かなり遠回りになっていく。

ノーコードは便利な反面、制約も多い。

ツールの作法に合わせなければいけない。
細かい制御が面倒になる。
複雑になるほど見通しが悪くなる。
料金も積み上がる。

だったら、最初からコードで書いた方が速い。

しかも、そのコードは自分でゼロから書かなくていい。

AIに書かせればいい。

Cloudflareを知らないと、この変化が見えない

この話で重要なのがCloudflareだ。

IT業界の人でも、Cloudflareを「セキュリティが強いやつ」くらいにしか見ていない人が多い。

でも今のCloudflareは、それだけではない。

Workersがあり、Pagesがあり、D1があり、R2があり、KVがあり、Cronがある。

小さなWebアプリや自動化を作るための部品が、かなり揃っている。

しかも安い。

だからClaude Codeに相談すると、Cloudflare前提の構成がよく出てくる。

Workersで処理する。
Cronで回す。
D1に保存する。
R2に置く。
Pagesで出す。

これで多くの小さなプロダクトや自動化が作れてしまう。

それを知らない人は、まだn8nやMakeの画面でノードをつなぐ発想になる。

MCPをありがたがる前に、APIを知れ

MCPについても同じだ。

最近はMCPをありがたがる人が多い。

AIといろいろなツールをつなげる。
外部サービスと連携できる。
便利なプロトコルだ。

それは間違いではない。

でも、何でもMCPにすればいいわけではない。

APIでつながるものは、APIでつなげばいい。

むしろ、普通にAPIで書いた方が速いことも多い。

MCPは、MCPでつなぐ意味がある場面で使えばいい。

プロトコル名に飛びつくのではなく、
何を作りたいのか、
APIで十分なのか、
MCPが必要なのか、
そこを判断する必要がある。

そして、その判断ができていない人は、エンジニアにも普通にいる。

今は、知っているだけで飯が食える

正直、今はまだ知っているだけで飯が食える領域がある。

Claude Codeで自動化を作れる。
Cloudflare WorkersとCronで動かせる。
APIで外部サービスにつなげる。
D1やR2を必要に応じて使える。
n8nやMakeを使わずに、必要な仕組みをコードで組める。
MCPとAPIの違いを判断できる。

これだけでも、かなり差がつく。

なぜなら、知らない人が多すぎるからだ。

でも、この優位性は長く続かない。

1年、2年もすれば、みんな知る。
いずれ常識になる。

だから今やる意味がある。

半年前の自動化で止まるな

半年前の自動化が間違いだったわけではない。

ただ、今はもう地形が変わっている。

AIにコードを書かせる。
Cloudflareで安く動かす。
APIで直接つなぐ。
必要ならCronで回す。
必要ならWorkersで処理する。

この前提に切り替わっている。

半年前の正解にしがみついている人間は、今の遠回りをしているだけだ。

古い地図を持って、自分は詳しいと思っている人間より、
毎日現地を歩いている人間の方が強い。

自動化の地形は、もう変わっている。