@morpphhhaw のポスト (2026-05-23)
これって何?
これは、ECストア運営者向けに「競合商品の価格ページを定期的に監視して、週1回メールでレポートする」小さなサービスを作った話だ。MRR (= 月の継続収入) は285ドル。19人が月15ドルで使った、という投稿者の自己申告になっている。Claude Code (= AnthropicのClaudeを使ってコード生成や修正を進める開発ツール) のサブスクと、CLAUDE.md (= Claude Codeにプロジェクトの前提や開発ルールを読ませるための指示ファイル) を使い、API credits (= 外部サービスを呼び出すための従量課金枠) は12ドルだったらしい。流れとしては、いきなり作らず、Carrd (= 1枚ものの簡単なランディングページを作れるサービス) で告知ページを作り、Reddit (= 海外の掲示板型コミュニティ) に4本投稿して、先に34件のメール登録を取った。その後、土曜に本体を作り、日曜にStripe (= クレジットカード決済を受けるためのサービス) をつなぎ、月曜に公開。派手なAIアプリではなく、毎週3時間かかっていた手作業をメール納品に変えた、というのが肝だと思う。ただし、Stripe画面や第三者の売上証明は見えていないので、数字は話半分で読むべき事例でもある。
ターゲットは誰か?
狙っているのは、小規模なECストア運営者、特に競合ショップの価格をスプレッドシートや目視で毎週チェックしている人だと思う。月15ドルなら、時給換算で1〜2時間でも浮けば払いやすい。大きな価格最適化ツールを入れるほどではないが、競合に値下げで負けるのは困る、という層に刺している。
自分にできそうか
この事例からの学び
再現できそうな点は、機能の新しさではなく、手作業を「週1メール」という受け取りやすい形に固定したところだと思う。さらに、作る前に登録者を集めてから実装したのも大きい。
自分でも以前、便利そうな小ツールを先に作って、誰にも使われず放置したことがある。なので、この順番はかなり刺さる。競合価格の監視そのものは、スクレイピング (= Webページから必要な情報を自動で抜き出すこと) やページ変更検知が必要で、サイトによっては面倒そうだ。正直、ECの価格ページを大量に安定監視する実装はまだ自信がない。ただ、最初から完璧な監視システムを作らず、対象ショップを5〜10個に絞るなら、自分でもClaude Codeに細かく聞きながら組めそうではある。問題は技術より、価格チェックに本当に困っている店主へどう届くかの方だと思う。
再現性をチェック
機材コスト
初期費用はかなり低い。投稿では総額39ドル、API creditsが12ドル、月額コスト28.50ドルとされている。自分が作るなら、Claude Code、Carrd、Stripe、メール送信サービス、簡単なホスティングで始める。監視対象が少ないうちは月3,000〜8,000円くらいで試せそうだ。ただし、監視頻度を上げたり、プロキシ (= アクセス元を分散する仕組み) が必要になると一気に高くなる。
知識ハードル
仕組みは理解しやすい。URLを登録し、価格っぽい数字を抜き、前回との差分を保存し、週1でメールにまとめるだけだ。ただ、実際のECサイトはHTML構造がバラバラで、JavaScript描画 (= ブラウザ上で後から価格が表示される作り) もある。そこはClaude CodeやCursorにPlaywright (= ブラウザ操作を自動化するライブラリ) のコードを書かせれば進められるが、壊れた時に原因を読む力は必要になる。
身近さ
自分の周りにECストア運営者が何人もいるわけではないので、そこは弱い。既存のクライアントが物販、D2C、楽天やShopify運営なら試しやすいが、そうでなければ新規営業が必要になる。Redditで検証した点は海外向けなら自然だけど、日本でやるならX、BASEやShopify系のコミュニティ、EC運営者向けFacebookグループあたりを探すことになりそうだ。
自分ならどう作るか
自分なら、まずLovableかBoltで見た目だけのLPを作り、「競合URLを3つ登録すると、毎週月曜に価格変動メールが届く」という一点に絞って出す。決済は最初からStripeをつなぐより、先にメール登録と無料診断で需要を見る。実装はClaude Codeで、Next.js、Supabase、Playwright、Resendあたりを使うと思う。月額はClaude Codeを除けば、初期はSupabase無料枠、Resend無料枠、Vercel無料枠でかなり抑えられる。少し動かしても月3,000円前後、監視が増えたら1万円を見る。最初にやるのは、1業種だけに絞ることだ。たとえば「Shopifyでコスメを売っている小規模ブランド向け」くらいまで狭める。この事例はアイデアが命というより、対象を絞った検証と納品形式が命だと思う。実装は中程度でも届くが、誰のどの価格を見れば価値になるかを外すと、ただの監視ツールで終わる。