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成功事例

個人開発のひな形販売で年50万ドルを売った事例

Next.jsの開発ひな形を売って大きく伸びた個人開発事例。ただし収益は投稿ベースなので、再現性はかなり冷静に見る必要がある。

個人開発のひな形販売で年50万ドルを売った事例
一次ソース
@Kartik_sui のポスト (2026-06-04)

これって何?

ShipFast (= Next.jsでWebアプリを素早く作るための開発ひな形) の話は、要するに「アプリ本体ではなく、アプリを作る前の面倒な土台を商品にした」事例だ。Next.js (= React系のWebアプリ開発フレームワーク) で、ログイン、決済、メール、LP、管理画面まわりなどを毎回ゼロから組むのは地味にしんどい。そこを boilerplate (= 使い回せる初期セット) としてまとめ、個人開発者や小さなチームに売った、という理解でいいと思う。投稿では、Twitterで開発過程を見せながら販売し、フォロワー200人の状態からローンチ、3か月で$10k MRR (= 月1万ドルの継続収入)、1年で売上$500kに到達したとされている。zero funding (= 外部資金なし)、zero employees (= 従業員なし) で、AI tools (= コード生成や実装補助に使うAI開発ツール) を使って全部作った、というのが売り文句。ただし数字は単一投稿の自己申告で、決済画面などの裏取りは見えていない。そこは話半分で読む。

ターゲットは誰か?

狙っているのは、Next.jsで小さなSaaSやAIツールを何本も試したい個人開発者だと思う。特に、月数千円から数万円の開発ツールには払えるが、認証や決済の実装で毎回止まりたくない層。外注より安く、ゼロから自作するより速いから買う。

自分にできそうか

この事例からの学び

機能そのものより、「何度も発生する初期設定の面倒さ」を商品にした点が強い。さらに、完成品だけでなく制作過程を見せて、買う前から信頼を積んでいる。

自分にできそうかで言うと、完全版をいきなり作るのはきつい。Next.jsは触ったことがあるが、決済、認証、メール、DB、デプロイまで破綻なくまとめるには、地味な運用品質がいる。自分も以前、認証とStripe連携を別々に試して、最後に環境変数とWebhookで普通に詰まった。ただ、AIに説明させながら小さな範囲に絞れば、近いものは作れそうだ。たとえば「日本語LP付きの予約SaaSひな形」みたいに、用途をかなり狭くする。英語圏の大きな市場で売る自信はまだないが、日本語で導入手順まで面倒を見る形なら、自分の守備範囲に近い。

再現性をチェック

機材コスト

作るだけなら高い機材はいらない。Claude CodeやCursorを月20〜30ドル、GitHub、Vercel、Supabaseあたりの無料枠から始めれば、初期は月5,000〜10,000円程度で試せると思う。販売ページを作るなら決済手数料はかかるが、在庫はない。問題はツール代より、テンプレートを保守し続ける時間のほうだ。

知識ハードル

Next.js、認証、決済、メール送信、DB設計、環境変数、デプロイの最低理解は必要。AIに聞けば実装は進むが、エラー時に何が壊れているか見分ける力がないと商品としては怖い。GitHubには近いテンプレートが大量にあるので学習材料は多い。ただし、それを寄せ集めただけだと買う理由が薄い。

身近さ

自分の周りに「英語で個人開発している人」が多くないなら、いきなり同じ市場で売るのは難しい。身近にいるのは、ノーコードから少しコードに寄せたい人、AIツールを作りたい副業層、小規模事業者向けの業務ツールを作る人あたり。その層に合わせるなら、英語の開発者向けテンプレより、日本語ドキュメントと具体業種別の初期画面が価値になる。

自分ならどう作るか

自分なら、ShipFastを丸ごと真似るより「日本の個人事業向けミニSaaSひな形」に寄せる。CursorかClaude CodeでNext.js、Supabase、Stripe、Resendをつなぎ、最初はログイン、月額課金、顧客一覧、管理画面、利用制限だけに絞る。LovableやBoltで画面のたたき台を作り、細かい接続や型の修正はCursorで見る。月額コストはAI開発ツールで3,000〜5,000円、VercelやSupabaseは無料枠、メールと決済は従量課金から始める。まず手を付けるのは、テンプレ本体ではなく「誰向けの初期状態にするか」だと思う。予約、請求、会員制コンテンツなど、用途が見えないひな形は選ばれにくい。これはアイデア一発というより、実装の丁寧さと販路づくりが命の商売だ。数字の派手さより、買った人がその週に公開できるかを基準に作りたい。